障害者結婚「障害者結婚相談」

1.各種障害をお持ちの方、又は、2.およそ60才以上の高齢者の方で、真剣に結婚相手をお探しの方々に対して:日本での結婚相談事業は、欧米諸国と比べ、未だに偏見・区別等の人権問題が存在します。現状では高学歴・高所得者や、健常者のみを対象に展開される傾向がまだ根強いと思います。

 その反面、例として、米国の結婚事情は、障害者同士の結婚、障害者と健常者の結婚はあたりまえに行われています。

 また、日本ではまだ、60歳以上の高齢者などは結婚相手を見つけることが非常に難しい社会となっています。

  現在家族構成は人様々です。お二人の事情・状況に合わせて入籍はもちろんですが、未入籍、通い婚等なされてもよい時代です。当たり前の生活・当たり前の人生を2人で乗り越えていけたら素敵です。

 そのような想いをもって当団体を立ち上げることとなりました。皆様の中から一人でも多く良縁が誕生することを心より願っております。
 特定非営利活動法人横浜ブライダルセンター 

             http://www.yokohama-bridal.net

■「障害者の結婚に対する調査結果」

 北海道大学提供による、「障害者の結婚について」を記載する雑誌は、次のように報告する。

 「現在,わが国においては,ノーマライゼーションの思想の発展とともに,障害者の人間としての尊厳を重視し,その自活へむけての援助が徐々に改善されつつある。

 しかし,障害者の性・結婚は,今日なお無理解・偏見の中に置かれているように思われる。そこで,障害者の結婚に伴う問題について理解を深めるため,施設職員と障害者からの聞き取り調査をもとに考察を行った。

 その結果,障害者の結婚観は健常者の結婚への思い・結婚におけるプロセスとは変わらないものであり,むしろ問題は健常者側の無理解・偏見にあるように思われた。

  この無理解・偏見をなくし,障害者が結婚という厳粛な社会生活を果たすには,交流の促進,社会啓発の推進,家庭教育や学校教育の改善,環境整備の充実などの方策が必要であり,それが根本であることがあきらかになった。

  障害者の性や結婚も健常者と同様,社会生活の広がりと豊かな人生の核となるものである。障害者の結婚の問題が,ノーマライゼーションの根幹をなすものと思われた。」

ノーマライゼーションとは:

 一般的には、障害者や高齢者など社会的に不利を受けやすい人々が、社会の中で他の人々と同じように生活し、活動することが社会の本来あるべき姿であるという考え方。

(代表者より )

 「こども嫌うな来た道じゃ! 老人嫌うな行く道じゃ!」という言葉がございます。

 人は平等に年をとり、死に向って生きています。まばたきをするホンの短い人生を心穏やかに過ごしたいと思います。喜び、悲しみを分かち合える方とのご縁を求めて。

■某リサーチ会社調査による、高齢者の「恋愛」について30代以上のインターネットユーザー300名によると。

「高齢者で恋愛すること(夫婦間の愛情も含む)「いいことだと思う」が60%強、「どちらかといえばいいことだと思う」が20%強と、合わせて80%強が「いいことだと思う」と回答した。

年代別で「いいことだと思う」は30代で60%半ば、40代で60%強、50代以上で50%強となり、年代が高いほど高齢者の恋には消極的だった。

自由回答で理由を聞くと、「いつまでも若くいられる」「生きがいとなり生活にハリができる」「恋に年齢は関係ない」などがあがり、恋愛は楽しく自分にとってのプラス効果も大きいと考える意見が多かった。

(管理者より)
日本人の平均寿命が80年を越え、長い人生生活を送る時代になりました。10年後には総人口の2割、また4人に1人が高齢者になるといわれています。
 高齢者だからと言って、結婚をネガティブにはとらえずに、これからの人生のラストスパートを、自分らしさを大切に、一緒にいてホッとできるパートナーと共に過ごせたらいいですね。現在家族構成は人様々です。お二人の事情・状況に合わせて入籍はもちろんですが、未入籍、通い婚等なされてもよい時代です。当たり前の生活・当たり前の人生を2人で乗り越えていけたら素敵です。


■枯れ葉剤被害ドクさん、平成18年12月16日結婚(読売新聞)

 米軍がベトナム戦争で使用した枯れ葉剤の影響とされる結合体双生児として生まれたグエン・ドクさん(25)が16日、ベトナムホーチミン市で結婚式を挙げる。結婚を機に病院の施設を出て、自立を目指し、「枯れ葉剤の被害を受けた人たちが働ける旅行会社をつくりたい」と言うドクさん。 [読売新聞社:2006年12月10日]

 (管理者より)
  障害者の結婚というのを考えるにあたり、非常に明るいニュースであると考えております。

 一般に障害者、といっても様々なケースがあり、今回のドクさんのように障害者=社会的弱者として一方的に隔離されるのではなく、積極的に社会へ向けて自立に向かおうとする方に対してはその意思及び能力を最大限に認め、かつ最大限の支援が必要なのはいうまでもありません。

 このように自立へ向けて歩まれようとする方に対し、結婚という形によってパートナーを得るということは大きな支えであり、かつ本人にとって大きな自信となるであろうと考えております。

 彼のような方々が一人でも多く社会にその存在を知らせ、障害者への偏見の排除とその力が正当に評価される日が一日も早く来ることを願って止みません。

■全国初、千葉県の障害者条例が成立2006

毎日新聞によると、ついに千葉県議会で「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例案」つまりいわゆる障害者差別禁止条例が賛成多数で可決されたと報告する。                                                                                                          施行は本年度7月1日とるなる見込。千葉県健康福祉部障害者福祉課によると「“すでに、米国、英国、など世界の40カ国以上で障害者差別に関する法律が存在するとされているが、わが国では、国レベルでも自治体レベルでも障害者の差別を具体的に禁止する法制度はなく。また、平成13年には国際連合社会権規約委員会が、わが国に対して、差別禁止法を制定するよう勧告を行っていた。」とそれまでの経由を説明する。

この条例は、福祉や労働、教育、不動産取引など8分野について障害者差別に当たる行為を定めたもので、 雇用に関しては「業務の本質的部分が不可能である場合や合理的理由がなく、採用を拒否できない」と規定。しかし条文の「本質的な部分」の解釈が明確ではないなど、障害者が差別されたと受け止めれば、認定される余地もあるとされる。

 条例では、障害者が差別を受けたと申し立てれば、第3者機関の調整委員会が当事者から意見を聴き、助言や斡旋(あっせん)を行う。罰則はないが、知事が勧告できるほか、障害者の訴訟費用を県が援助できるとしている。

(管理人より)


大変喜ばしい社会ニュースであると考えます。この事が、少しでも起動源になり、各地域・県が独自でもこれからの社会を障害者のみならず高齢者も共に、心豊かな生活ができる社会づくりへとつながればと願います。各種障害をお持ちの方に対しての社会的偏見をなくし、また共に暮らす社会づくりの為に、義務教育以前からの理解をはかる各家族、地域社会、教育現場等の指導努力も必要不可欠と考えます。




■障害者の成人式(富山市

KNB WEB(富山)によると大変喜ばしい記事を掲載しましたので取り上げます。

KNB WEBによると「体に障害を持つ人の成人式が6日、富山市で行われ、出席者たちは両親や先生から祝福を受けながら大人としての決意を新たにしたという。」と報告する。

 この成人式は昭和56年の国際障害者年をきっかけに県障害者団体連絡協議会が全国に先駆けて開催し、毎年開かれているもので、

 式に出席する成人は年々増えていて、「27回目の今年は体に障害を持つ県内の新成人48人が出席しました。」との事。

 式では、県障害者団体連絡協議会の山崎乙吉会長が「成人したということは選挙権を使って社会を作っていく。」という。

 一緒に明るい社会を目指し、進んでいきましょう。」と祝いの言葉を送ると、新成人を代表して高橋那津代さんが「今までいろいろな人に助けていただいたことを忘れず、立派な社会人として責任を持ってがんばっていきたいと思います。」と述べ、気持ちを新たにしと言う。

(管理人より)
20歳になられた皆様、成人式おめでとう御座います。ご本人はもとよりご家族の方々の喜びはひとしおでしょう。ご家族が一丸となって障害を受け入れ、これまで様々な困難をも乗り越えてきたことでしょう。このガッをこれからも持ち続けて下さい。これからも良いこと・悪いこともおこりうる人生をびどうだにせず、あなたの心優しさや笑顔で他の人をなごませて下さい。あなたの大切な人生をあなたらしくはばたいて、あせらずに一歩一歩確実